こんにちは、今回は「ペットリフォーム【快適な共同生活】」について、リフォーム業界に30年以上携わっているリフォーム総研:研究員が解説します。
筆者も今年13歳になる♀のトイプードルを飼っています。
フローリングはその他の理由があるにせよキズだらけですし、背の高さぐらいの壁も薄汚れています。
以前使っていた布張りソファーはボロボロになり、ビニールレザーのものに替えました。
まぁ、そうした覚悟が無いとペットは飼えませんから致し方ないです。
でも、共同生活をしている訳ですから、リフォームする事で私たち・ペット双方が快適に暮らせるようになれば、それに越したことはないと思います。
過去の工事や自宅の事例を交えながら進めて行きたいと思います。(主に犬・猫)
快適なペットと共同生活のヒントにして下さい。
順番に解説します。
ペットリフォーム【快適な共同生活】
■床材
フローリングはペットにとって爪を立てて歩くことが出来ず滑りやすく足腰の負担が大きいと言われています。
また、粗相をしたまま放置しておくとアンモニア(アルカリ成分)でシミや変色してしまう事も有ります。
かといって、カーペットが良いかと言うと粗相をした場合の匂いが残ってしまったりシミの原因になり一長一短が有ります。
筆者宅のリビングダイニングは半分ラグを敷いていますが、3年程度で交換しています。
各メーカーからペット用床材が発売ざれていますので代表的なものをご紹介します。
■フロアコーティング
近年のフローリングは固く、滑りやすいものも多く、犬種によってはヘルニアの原因になる事もあります。
また材質として木材が多く、その劣化は必ず訪れます。
「愛犬がフローリングで滑って危ない」と思っている飼い主さんは多いもの。
とはいえ、「フローリングを張り替えるのは大変!」「カーペットは汚れや臭いが気になるし・・・」
とお悩みなら、フロアコーティングがお勧めです。
<「優床」の3つの特徴>
●防滑性
優床はフローリングを滑りにくくすることで、ペットのストレス軽減や、足腰の負担を減らします。
最適なグリップ性を持たせた優床だからこそ、毎日室内で走り回る子供たちやペットを足元から守る事が出来ます。
●耐薬品性
ペットの粗相によるアンモニアに対して強く、子供の食べこぼしなどからも床をしっかりガードし、フローリングに水分や汚れが浸透してしまうということがありません。
汚れや臭いが気になる場合は、ご家庭様用の中性洗剤や、アルコールなどの消毒液を使用してもフローリングに負担がかからず、大変衛生的です。
また、ご家庭で使用される酸性・アルカリ洗剤への耐久性も実証済み。(酸性・アルカリ性トイレ用洗剤にて実験)
●耐久性
一度コーティングをすると15年、30年とコーティング効果が持続するので、ワックス掛けによる床へのメンテナンスは不要となります。
また、厚みのある塗膜によって、フローリングをペットのひっかき傷や歩行キズから守ります。
ペットのためのフロアコーティング
フローリング
保護マット
※コルクタイルも選択肢としてはアリですが、やんちゃな猫ちゃんの場合ボロボロに引っ掻かれてしまう可能性があるので敢えて掲載しませんでした。
■壁面
犬の場合は薄汚れるだけですが、猫の爪とぎは本来の習性ですから仕方が有りません。
爪とぎ用のグッズも多数販売されているので、そのグッズで我慢してもらって家の中を傷付けられるのは避けたいものです。
何点かリフォーム関連のものが有りますのでご紹介します。
■ドアまわり
リビングで夏は冷房、冬は暖房をしているとドアを閉める事が多いですよね。私たち人間は開けたら閉めますがペットにはできません。なのでペットの行き来の多いドアにはそうしたリフォームをした方が良いと思います。
何点か有るのでご紹介します。
ペットくぐ~る(後付けタイプなので設置できない場合もあります)
ペット用ドア開閉アイテム「わんにゃんフリーパス」金物で自動的に締まるタイプです。
ペットドア 網戸ペット 網戸専用(マンションのバルコニー、ウッドデッキが有る一戸建てなどでは使えるかも知れませんね。
■ウッドデッキ
犬や猫が冬場に日向ぼっこする風景は実にかわいらしいですね。
一戸建て住宅で庭にスペースがあればウッドデッキの設置も良いと思います。
但し、屋根まで付けてしまうと増築扱いになる可能性も有るのでリフォーム会社に確認した方が良いでしょう。
(面積にもよりますが。)
■インナーサッシ
犬の鳴き声・遠吠えが近所迷惑になっていると気になるようでしたらインナーサッシで防音性を高めては如何でしょうか。
■キャットウォーク
リフォームで大がかりなキャットウォークを設置する事も可能です。
■ペット用のシャンプー・足洗い水栓
一戸建てで設置が可能であれば設置しておきたいですね。
30年以上リフォーム業界を見てきた中で「ペットリフォーム【快適な共同生活】」に関する記述は以上となります。
上記記事に書いた内容や補助金なも考慮しつつリフォーム会社を1人で探すのは時間的にも労力的にも非常に難しいと思います。
当研究室では、適正価格を判断するために上記の比較サイトなどで複数会社の見積書を取得するのが近道と考えます。
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読者みなさまの安心・快適なペットリフォームの成功を願っております。
最後までお読みくださりありがとうございました。宜しければ他の記事にも目を通して頂ければ幸いです。
リフォーム総研:Re Soken