こんにちは、今回は「プチリフォーム【賃貸でも簡単模様替え】」について、リフォーム業界に30年以上携わっているリフォーム総研:研究員が解説します。
筆者も以前は賃貸アパート・賃貸マンション住まいでした。
仕事がリフォーム業という事もあり賃貸マンションでも、既存の床・壁・天井などにキズ付ける事なくプチリフォーム(模様替え)して自宅生活をエンジョイしていました。
この記事では、たとえ賃貸住宅でも創意工夫次第でおうち時間をエンジョイできて大家さんにも迷惑を掛けずに模様替えするアイディアをご紹介します。
難しい事柄は極力省きました。記事を読み終えてスグに使えるものばかりです。
プチリフォーム【賃貸でも簡単模様替え】
◎床
・フローリング⇒タイルカーペット
まだお子さんが小さかったり逆にお年寄りが居て、万が一転んでもダメージを少なくする為にフローリング上にタイルカーペットを敷く事が有ります。
また「ペット可のマンション」でもフローリングに傷付けない、ワンちゃん猫ちゃんの足が滑る事が減って、ほどよいクッション性もありフローリングよりも足腰にやさしいです。
万が一粗相をして汚れが取れなくても部分的に貼り換えも可能です。
しかも簡単に敷く事が出来ます。
・畳やカーペットなど⇒フローリング調
畳やカーペットは踏むと沈みこみがありますので直接フローリングなどを貼る事は出来ません。なので、畳・敷居・カーペットの上にコンパネと呼ばれるベニヤ板を敷いて繋ぎ目はガムテープを張りズレないようにするなど一工夫が必要となります。
引用:壁紙屋本舗
真四角の部屋だとしてもコンパネを切らずに隙間なく貼る事はないと思うので、DIYで出来ない事は有りませんが、リフォーム会社に相談した方が無難でしょう。
コンパネの下地が出来上がればフローリング調のはめこみ式フローリング(4mm厚)がおすすめですね。1枚ずつカチッとはめ込むのでズレません。
しかも、この商品の良い点は別売りですが壁際見切り材と段差見切り材がラインナップされている事です。
壁際は丁寧に切ったつもりでも隙間が生じるものです。なのでこのメーカーは初めから見切り材をラインナップに加えて美しく仕上がるようにしているのです。
段差も同様で、例えば玄関などでは必ず段差が生じるので重宝ですね。
★4mm厚の商品を紹介しましたが、稀に4mmだとドアの下が擦れる、クローゼットドア下が擦れるなどする場合も有ります。
そうした場合は厚さ2mmタイプも有りますので、こちらをおすすめします。
◎壁
壁仕上げの大多数は壁紙(クロス)仕上げでしょう。
最近、テレビなどでも取り上げられている「はがせるパッチワーク壁紙」が人気です。
実に多彩なラインナップで、特にパッチワーク壁紙「ハッタン」の貼り方は無限大です。
しかも通常のリフォーム会社だと上代で¥20,000近くするものがこの価格ですから二重に驚かされました。
壁紙屋本舗恐るべしです。

・室内だけでなく浴室やキッチンなどの水回りでもOKの「Hatte me!」も恐るべしですね。
従前インテリア商材メーカーの隙間商売と言うより攻めてる感を強く感じさせます。
◎天井
インテリアの中でも1番軽視されがちで目に付きにくい天井ですが面積は床と同等で軽視できません。
しかも和室の天井は敷目板調である事が多く、それをどのようにして洋風にするのかが1番難しかったりします。
白い布などを張る(垂らす)のが1番無難と云うか簡単だと思います。
フォロー大歓迎/DIY/インテリア/家具/住まい/リフォーム/… 天井に布貼りDIY 天井に布を貼って…
ここまですれば完璧でしょう。
LIMIAのリンク貼り付けておきました。
◎窓
・ガラスフィルム(シート)
腰窓ぐらいの面積ならステンドグラス風シートもおすすめです。
ガラスフィルムというとケータイの保護フィルムもそうですが空気が入ったりして難しいイメージがありますが、「水で接着するから何度でも貼り直し可能!簡単、キレイに貼れるガラスフィルム&ウィンドウフィルム」と謳っていますので難易度のハードルが下がりますね。
例:日当たりの良い窓で冬場、ガラスは網入りで暗幕の様に濃い色のカーテンを何日も閉め切った場合などは高確率で熱割れを起こしますのでご注意下さい。
熱割れについて 引用:AGCのGlass Plaza
・ブラインド・ロールスクリーン
窓にカーテンレールの無い賃貸住宅は稀でしょう。
一方で、カーテンよりもクールなイメージのブラインドなどを好む方も多いです。
カーテンではなく、ブラインドやロールスクリーンに替える方は結構多いです。
カーテンレールを取り外さなければ設置出来ない場合、カーテンレールが有っても設置可能な場合など状況により様々ですが、設置が出来ない事はないです。
退去後のトラブルにならない「つっぱり式ブラインド」をご紹介します。
◎賃貸住宅はキズ付けない事が原則
賃貸マンション・アパートを借りる際に「賃貸借契約書」を交わしますが、一般的には「建物の模様替え(壁紙・床の張り替えなど)をするときは、貸主の承諾を得なければならない」と記載されている事が殆どだと思います。
筆者の過去事例ですが、2LDKのLDKと寝室がカーペット、もう1室が和室で畳でしたが借りる際の条件として「床をキズ付けないのでカーペットの上に何か敷いても良いですか」と質問して2日後ぐらいに仲介不動産業者から「大家さんのOKが出ました」ということで賃貸借契約しました。
原状回復すればOKという暗黙のルールが有るにせよ、無断で様々な内装に手を加えて「原状回復が必要」とされる場合は敷金が戻って来ないだけでなく請求される可能性も有りますので注意が必要です。
国土交通省でもそうしたトラブルが絶えないのでガイドラインを設けています。
原状回復をめぐるトラブルとガイドライン 引用:国土交通省住宅局
原状回復とは、賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること
30年以上リフォーム業界を見てきた中で「プチリフォーム【賃貸でも簡単模様替え】」に関する記述は以上となります。
全て自己責任に於いてDIYする方もいらっしゃるとは思いますが、肝心な部分はリフォーム会社に依頼した方が無難でしょう。
またそうしたリフォーム会社を1人で探すのは時間的にも労力的にも非常に面倒だと思います。
リフォーム費用と見積もり費用の価格比較ができる|タウンライフリフォーム
当研究室では、適正価格を判断するために上記の比較サイトなどで複数会社の見積書を取得するのが近道と考えます。
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読者みなさまの安心・快適なプチリフォームの成功を願っております。
最後までお読みくださりありがとうございました。宜しければ他の記事にも目を通して頂ければ幸いです。
リフォーム総研:Re Soken